唾液検査はじめました
公開日:2018/07/27
当院新しい機械を購入しました。
唾液を検査して患者さんの虫歯や歯周病のリスクを把握するものです。
今までの唾液検査と比べてこの機器の優れている所は院内で10分程度で結果が分かることです。
費用的にも既存のものと比較して安価なので気軽に自身のリスクを把握することが出来ます。
以下にまとめるので読んでみて下さいね。
唾液検査であなたに合った予防ケアを。
※当院ではLION株式会社のSMT(Salivary Multi Test)を導入しました。
唾液検査(サリバテスト)は、虫歯リスク、歯周病リスク、口臭の有無などが数値化され、より詳しくお口の現状を把握できます。それにより個々に合った予防対策を行っていくことが出来ます。
唾液検査(サリバテスト)でわかる6つのこと
<虫歯リスク>
① 虫歯菌の菌数:虫歯菌数が多いと、虫歯になりやすい傾向にあります。
② 酸性度:唾液の酸性度が高いと、虫歯になりやすい傾向にあります。
③ 緩衝能:緩衝能(酸に対する抵抗力)が弱いと、虫歯になりやすい傾向にあります。
<歯周病リスク>
④ 白血球:歯肉に炎症があると、唾液中の白血球が多くなる傾向になります。
⑤ タンパク質:歯周病の原因菌が多く、歯肉に炎症があると、唾液中のタンパク質が多くなる傾向にあります。
<口腔清潔度>
⑥アンモニア:口腔内の細菌総数が多いと唾液中のアンモニアが多くなり、口臭などの原因になります。
唾液検査の流れ
唾液検査を受けるに当たっての注意点
検査前2時間以内は、飲食、歯みがき、洗口・うがいをお控え下さい。
※お口の中に傷や口内炎がある場合は、スタッフまでお知らせ下さい。
唾液検査の費用
1,000円
当院では来院するすべての患者さまに、ご自身のお口の中のリスクを把握してほしいと思いから保険適用外となりますが、お求めやすい価格でお勧めさせていただいております。
唾液検査を受けるタイミング
・初診時
・治療完了時
・メンテナンスに移行後は、年に1回程度が理想です。
当院ではお口のクリーニング・メンテナンス時に、適時レントゲン撮影やPCR(プラーク付着率)、EPP(歯周ポケット測定)などを行い、
様々な角度から、個々のお口の情報を収集しています。
これらの検査に唾液検査を加えることで、より効果的な予防ケアが実践できます。
虫歯や歯周病の軽い方はこの検査でリスクを把握することで
例えば衛生士より食事指導をさせていただいてより一層ご自身の口腔の健康を向上する一助になるかと思います。
逆にハイリスクであることがわかれば特に歯周病に関して特異的な菌が多い可能性が疑われるので、精密な唾液検査の必要性があります。
久喜の歯科・歯医者
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院長 石幡一樹
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