久喜市 いしはた歯科クリニック|歯を当ててはいけない TCHについて

歯を当ててはいけない TCHについて

公開日:2018/09/18

こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は曇ったり小雨でまさに秋雨ですね!

さて今回の歯の話ですが、原因不明の歯痛、頭痛、肩こり、顎の疲労感などの原因となりうる歯牙接触癖TCH(tooth contacting habit)について書こうと思います。
この症状を持つ患者さんは最近?非常に多く、この方達には必ず頬の内側の粘膜に筋がついています。
私はTCHのセミナーを受講したので当院はTCHの協力病院となっております。

TCHとは

“Tooth Contacting Habit”(歯列接触癖)の略で、上下の歯を”持続的に” 接触させる癖のことです。
上下の歯の接触と聞くと一般的には「かみ締め」や「食いしばり」を思い浮かべる方が多いと思いますが、実際にはグッと強い力(kg単位)でかみ締めや食いしばりを行わなくても、上下の歯と歯が接触する程度(g単位)でも筋の緊張・疲労が生じるということで、TCHという名称が考えられました。
患者さんの多くは唇を閉じている時は歯と歯は接触しているべきものだと誤った勘違いをされている方が大変多いと思います。
自分でTCHを発見する方法としては鏡で自分の口の中を見た時に、頬粘膜の内側に白い筋が見受けられる方は間違いなく、TCHや食いしばりを無意識のうちにやってしまっていることがわかります。

【TCHの問題点】
上下の歯は何もしていない時は接触しておらず、離れており、会話や食事をする際に接触する時間を含めても、接触しているのは1日20分程度が正常だと言われています。
上下の歯の接触時間が長くなると、筋肉の緊張や疲労、顎関節への負担が増え、起床時症状(顎の疲労感,歯の咬合違和感,口が開きにくいなど)や顎関節症、肩こり、頭痛、原因不明の歯痛などの不定愁訴に関わっている可能性が考えられています。

ここで一つ面白い例を挙げます。
最大咬合力ようはその人が最も思い切りかみしめた時に出る力のことです。
この被験者が最大咬合力の40%の力で噛んだところ2分くらいでギブアップし
翌日症状はなかったそうです。
逆に最大咬合力の7.5%の力で歯を触れたところ140分続いたそうです。

そして翌日疲労感があったそうです。
この結果は瞬間的な食いしばりよりも微弱な力で継続して歯が触れていることのほうがより悪影響を与えることを如実に示しております。
今回はTCHについて大まかにまとめました。

次回はTCHの改善法とそれについての私見について書いてみたいと思います。

 

久喜の歯科・歯医者
いしはた歯科クリニック

院長 石幡一樹

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