虫歯菌は3歳まで親から感染してしまいます
公開日:2018/11/12
こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は曇天でこの時期らしい気温です。といっても朝の冷え込みがないのでそこまで寒い感じはありません。
北海道では11月上旬で初雪が観測されていないのが132年ぶりということです。暖冬になるんですかね!?
さて今回の歯の話ですが、いしはた歯科クリニックには1歳前後の赤ちゃんとお母さんがフッ素塗布を希望でいらしたり、妊娠中の女性が歯茎を腫らしていらっしゃる新患の方が数多くいらっしゃいます。
今回はその人たちに説明している今後気をつけて頂きたいことについて記載します。
みなさん知ってますか?
赤ちゃんは生まれてきた時口の中は無菌ですが、お母さんやお父さんが口移しをしたり、使った箸でお子さんにご飯をあげるとその菌がそのままお子さんに感染することを。
中でもお母さんは特に赤ちゃんと過ごす時間が長いので要注意です。
生後10ヶ月~31ヶ月の間に、虫歯菌であるミュータンス菌が母から小児へと感染していきます。
その時の条件は、母親の口腔内にミュータンス菌が大量にいる場合、又、小児が ショ糖(砂糖)をたくさん摂取している場合に
効率良く感染していきます。
問題は、一旦強く感染してしまうと、ブラッシングや口をゆすぐ位ではミュータンス菌を減らす事は出来ず、”一生ミュータンス菌を大量に抱えて過ごしていかなければならない”つまり一生虫歯になりやすいという恐ろしい事実があります。
これらの理由からこれに加えて食生活の嗜好も大きな影響を与えます。
むし歯菌の栄養は周知のごとく砂糖(スクロース、ショ糖)です。
チョコ、クッキー、ハイチュウ、ラムネ、あめ、ヤクルト、キャラメル、グミなど甘い味がするものは砂糖が多く含まれており乳歯には危険です。
また炭酸飲料、ヤクルトなどの乳酸菌飲料、ポカリスエットなどの清涼飲料水も砂糖が多く含まれております。
100%ジュースも身体には良いのでしょうが、天然の糖分がかなり含まれており、注意が必要でしょう。
寝る前に甘い味のジュースや食べ物を食べたら、口の中に甘い味を残さずに
必ず水やお茶で口の中をリセットしてから寝るようにさせて下さいね。
後は甘いものを食べる頻度が多いのは良くないです。
毎日食べるのは虫歯を作っていると言っても過言ではありません。
せめて3、4日に一度にするべきでしょう。
虫歯を予防する処置として乳歯の奥歯の溝をふさぐシーラントやフッ素塗布という方法があります。
しかし最大の予防は甘いものを食べることを控えることだと頭に入れて下さい。
小さなお子さんの歯を守るためにも、お子さんが歯で苦労しない為にも
きちんと説明致しますので是非いしはた歯科クリニックに一度ご相談ください。
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