久喜市 いしはた歯科クリニック|TCH(歯列接触癖)

TCH(歯列接触癖)

TCH(歯列接触癖)

顎関節症の大敵TCHと歯ぎしり

顎関節症にはTCHと歯ぎしりが大きく関与していると言われています。顎の筋肉に過度な負担のかかるTCHと歯ぎしりは、筋肉の緊張や疲労に繋がり、顎関節への負担が増えるため、顎関節症だけでなく様々な不定愁訴に関わっていると考えられます。

TCH(歯列接触癖)とは

TCH(歯列接触癖:Tooth Contacting Habit)は、無意識に上下の歯を触れさせる癖のことです。TCHはg単位の弱い力です。
大半の方はいわゆるくいしばり・かみしめのような㎏単位の強い力の方が様々な問題を起こすと考えますが強い力は短時間(1.5分)しか持続できないことが研究より判明しております。対して、TCHのような弱い力は2.5時間持続してしまうということが明らかになっております。本来、上下の歯は、口を閉じたとしても接触することはありません。歯が接触するのは会話や食事の時のみです。
本来上下の歯が接触する時間は、調査結果から1日平均17.5分というデータも出ています。

TCH(歯列接触癖)

TCH(歯列接触癖)

上下の歯を接触させる癖(TCH)を持つ人は、歯の接触時間が通常の人よりも長いため、顎の筋肉に過度な負担がかかっています。顎の筋肉が疲弊が続くと、顎関節が過度な緊張状態になるため、血の巡りも悪くなります。

歯ぎしり(ブラキシズム)

「歯ぎしり=ギリギリと歯と歯をこすり合わせる状態」をイメージする人も多いでしょう。歯ぎしりは就寝中に起こるので、自分の歯ぎしりに気がつかない人も多いです。ただ、実際は約9割以上の人が、就寝中に歯ぎしりや食いしばりをしています。歯と歯に負担がかかるため、筋肉の緊張や疲労、顎関節への負担も増す一方です。歯ぎしりは咬合習癖(こうごうしゅうへき)として主に3つに分類されます。

グライディング

・グライディングは、臼磨運動(きゅうまうんどう)と呼ばれる上下の歯を強くすり合わせ、「ギリギリ」というきしり音が聞こえます。寝ている時に多い一般的な歯ぎしりです。歯と歯の過剰接触により、エナメル質や象牙質を損傷する可能性があります。

クレンチング

・クレンチングは、食いしばりの1つで、上下の歯を強く嚙みしめる癖のことです。寝ている時に限らず、日中にも起こります。音が出ないことも多く、自覚症状もほとんどありません。

タッピング

・タッピングは、上下の歯をカチカチと過剰に噛む癖のことです。昼夜を問わず起こり、自覚症状もありません。

TCHはどんなときにしている?

基本的には緊張している場面でTCHはおこります。

  • ストレスがあるとき
  • 習慣化した作業で集中するとき(パソコン)
  • 精密作業
  • 家事(そうじ・料理)
  • テレビ、コンピューターゲーム
  • 重いものを持つとき
  • 寒い時
  • 下を向くとき
  • 車の運転中
  • 睡眠中

このように日常のよくある行動の中でTCHは生じます。
寝起きに顎の周囲が疲れている方は睡眠中にTCHを起こしている可能性大です。
朝起きた時は何でもないのに午後・夕方になると頭痛だったり顎周囲のだるさを感じる方は
仕事中・勉強中のTCHを起こしている可能性大です。

TCHチェック

  • 舌の先端あるいは周縁部に歯の圧痕がある
  • 頬粘膜に咬合線がある
  • 唇と上下の歯を別々に動かすことが困難/li>

TCHチェック その2

唇を閉じて歯を噛む。この状態から上下の歯を離すと同時に唇も空いてしまう。

口を開き上下の歯も離れている状態から、
上下の歯だけをくっつけると同時に唇も閉じてしまう。

当てはまる内容があればTCHの疑いがあります。

TCHによる口腔内の影響

  • 歯の慢性咬合痛
  • 歯周病の悪化
  • 詰め物や被せ物が外れる
  • 被せ物が壊る
  • 慢性的な口内炎
  • 歯並びによる咬みあわせの違和感
  • 舌や頬の内側を咬んでしまう
  • 舌の痛み、しびれが出る
  • 入れ歯を装着しているとき噛むと痛くなる

矯正治療への影響もあります

  • 咬み合わせが深くなる
  • 前歯の凸凹が出やすい
  • 矯正治療中に歯が動きにくい
  • ブラケット脱離の原因
  • 装置破折の原因
  • 歯根吸収の要因になる
  • 矯正時の痛みの増加

TCHをコントロール~触れたら離すを習慣化~

TCHをコントロール

  • 歯が接触するとき咀嚼筋が活動することを認識する
  • 家や職場に「歯を話す」「力を抜く」など書いたメモ(付箋)を多数貼る
  • 歯が接触していることに気付いたら離す癖を作る。その際、深呼吸をし意図的に歯を離すことを意識する
  • 10~20分に一度意識的にフーっと息を吐く癖をつける

患者さんと話していると歯と歯は普段当たっているものだと思っている方が大変多いです。唇か閉じていても歯と歯の間には2ミリ程度の安静空隙という隙間があるのが正しい状態です。TCHを治すためにいつも歯と歯を離しておこうとするとかえって症状が悪化することがあります。当院では常に歯を離すようにという説明は決してせずに、歯が当たること自体は悪くなく、当たり続けると問題が起きる可能性があることとご説明し、10~20分に一度息を意識的にフーっと息を吐けば必ず歯が離れるので気楽な気持ちでTCH改善に取り組むことを指導しております。これを意識して取り組んで1~3カ月経つと上下の歯が当たらないことが普通になってきます。

当院はTCH研究会に所属しており、適切な指導を受けることが可能です。

TCH研究会

© 2012 医療法人社団 樹伸会 いしはた歯科クリニック
求人お祝い金支給!!

PAGE TOP